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学生は数秒でブースを選ぶ。合同企業説明会で成果を出す企業の共通点とは

2026.07.30 布団潜伏太郎 a.k.a Wi-Fi探究者(銀河旅行中)

「出展しただけ」では学生は集まらない

「合同企業説明会に出展したものの、学生が思うように集まらなかった。」

そんな経験をお持ちの採用担当者様も多いのではないでしょうか。

特に、ユーロード!フォーラムではない外部の合同企業説明会に参加されたときに思われる方が多いと思います。

合同企業説明会には規模によっては数十社から数百社もの企業が出展します。一方で、学生が一日に訪問できる企業数には限りがあります。そのため学生は会場を歩きながら、「この企業の話を聞いてみよう」と思うブースを数秒で判断しています。

このとき重要になるのは、企業の知名度だけではありません。

ブースの見せ方や社員の雰囲気、説明の仕方など、企業様側が工夫できる要素が学生の意思決定に大きく影響します。

今回は、合同企業説明会で成果につながるブースづくりのポイントをご紹介します。

学生は「企業探し」のために合同企業説明会へ来ている

合同企業説明会は、自社を知っている学生だけが訪れる場ではありません。

マイナビの学生調査では、合同企業説明会へ参加する目的の第1位は「さまざまな企業を発見するため」でした。

つまり、多くの学生は「まだ知らない企業」と出会うことを目的に会場へ足を運んでいます。

就職サイトでは検索条件に当てはまらなければ見つけてもらえない企業でも、合同企業説明会では「何となく気になった」という偶然のきっかけから興味を持ってもらえる可能性があります。

これは知名度が高くない企業様でも、大きなチャンスがあると言えるでしょう。

合同企業説明会は企業様が学生を待つ場ではなく、新しい出会いを生み出す場でもあります。

学生は数秒でブースに立ち寄るかどうかを決めている

では、学生は何を見てブースを選んでいるのでしょうか。

会場を歩いている学生が最初に見るのは会社名ではありません。

ブース全体から伝わる第一印象です。

「何をしている会社なのか。」

「どんな仕事なのか。」

「自分に関係がありそうか。」

こうした情報が一目で伝わらなければ、そのまま通り過ぎられてしまう可能性があります。

資料でも、「何をしている会社か分からないこと」が学生が立ち止まらない理由の一つとして紹介されています。だからこそ、ブース装飾は単に目立つためのものではなく、会社を瞬時に理解してもらうための重要な採用ツールなのです。

ブース装飾は「派手さ」ではなく「伝わりやすさ

「ブース装飾は派手であれば学生が集まる。」

そう考えてしまいがちですが、実際は違います。重要なのは、採用したい学生に合わせて情報を伝えることです。

例えば、理系学生を採用したいのであれば、工場や設備、技術者が働く様子を見せることで仕事内容をイメージしてもらいやすくなります。

一方、文系学生にも興味を持ってほしい場合は、社員同士のコミュニケーションや働く姿、柔らかい雰囲気が伝わるデザインの方が親しみを持ってもらいやすくなります。

例えば、自動車部品メーカー様が製品写真中心の装飾からカフェ風の柔らかいデザインへ変更したことで、理系女子学生や文系学生にも立ち寄ってもらえるようになった事例がマイナビ様より紹介されていました。

つまり、デザインは企業が見せたいものではなく、「誰に来てほしいか」から逆算して考えることが重要です。

ブース装飾・プレゼン・説明内容は一つのストーリーにする

学生がブースへ座っても、その後の説明内容に違和感があれば興味は薄れてしまいます。

例えば、ブース装飾では「未来を創る会社」と伝えているにもかかわらず、説明では仕事内容だけを淡々と紹介していると、学生は「思っていた会社と違う」と感じてしまいます。

資料でも、ブース装飾・プレゼン資料・説明内容は一体で設計することが重要とされています。会社が目指すビジョンや社会的な役割まで一貫して伝えることで、企業の世界観が学生に伝わりやすくなります。

ブースは独立した要素ではなく、採用広報全体の入口として考えることが重要です。

学生が最も見ているのは「社員の雰囲気」

合同企業説明会で学生が企業を選ぶ基準として最も多かったのは、「ブース内の社員の雰囲気」でした。業種や勤務地よりも高い割合となっています。

学生は説明を聞いている時間だけではなく、ブースへ近づく前から社員の様子を見ています。

笑顔で迎えているか。社員同士が楽しそうに会話しているか。若手社員が活躍しているか。

そうした空気感から、「この会社なら働きやすそう」という印象を持ちます。

一方で、

  • ブース内で黙々とパソコン作業をしている
  • 無理に呼び込みをしている
  • 社員同士の雰囲気が悪い

といった様子は、企業イメージを損ねる原因になります。

休憩中や片付け中も学生は見ています。

ブースに立つ社員全員が企業の広告塔であるという意識を共有しておくことが大切です。

小さな工夫が学生との接点を増やす

学生との接点を増やすためには、大掛かりな投資だけが必要なわけではありません。

例えば、

  • 説明会の開始時間を分かりやすく掲示する
  • パンフレットを手に取りやすい位置へ置く
  • 製品やメッセージカードを展示する
  • ノベルティを会話のきっかけとして活用する

といった工夫も効果があります。

ノベルティも「配ればいい」のではありません。

例えば、SDGsに取り組む企業であればリサイクル素材の文房具を配布し、その取り組みを紹介することで自然なコミュニケーションが生まれます。

学生との最初の会話をつくるための仕掛けとして活用することが重要です。

ブースに座ってからが本当の勝負

学生が着席した後は、説明内容そのものが企業への印象を左右します。

「情報を並べる」のではなく、「ストーリーとして伝える」ことが重要です。

具体的には、

  • 1スライドにつき1メッセージにする
  • 写真や図を多く活用する
  • 社員紹介を取り入れる
  • 働く目的や社会への貢献まで伝える
  • 学生へ問いかけながら説明する
  • 想定質問への回答を準備しておく

といった工夫が、理解しやすく印象に残る説明につながります。

「伝える説明」ではなく、「伝わる説明」を目指すことが重要です。

ブース全体が貴社のブランドになる

合同企業説明会では、

  • ブース装飾
  • 社員の振る舞い
  • プレゼン資料
  • パンフレット
  • 声掛け
  • ノベルティ

そのすべてが企業の第一印象をつくっています。

どれか一つだけを改善するのではなく、学生がブースを見つけてから説明を聞き終えるまでの体験全体を設計することが、成果につながります。

学生が感じる「この会社、少し気になる」という数秒をつくれるかどうかが、その後の応募や選考につながる第一歩になります。

企業様が押さえておきたいポイント

  • 学生は企業を探すために合同企業説明会へ参加している
  • 第一印象は数秒で決まる
  • ブース装飾は「何をしている会社か」を一目で伝えるためにある
  • 採用ターゲットから逆算してデザインを考える
  • ブース装飾・プレゼン・説明内容は一貫したメッセージで設計する
  • 学生が最も見ているのは社員の雰囲気
  • ノベルティやパンフレットも学生との接点を生み出す重要なツール
  • 「伝える」ではなく「伝わる」プレゼンを意識する

まとめ

合同企業説明会は、学生と直接出会える数少ない採用機会です。

そこで成果を出す企業様は、ブース装飾だけに力を入れているわけではありません。

学生が歩きながらブースを見つけ、社員の雰囲気に安心感を持ち、説明を聞いて企業の魅力を理解する。その一連の体験を意識して設計しています。

知名度だけで学生が集まる時代ではないからこそ、「学生にどう見えるか」「学生にどう伝わるか」という視点が重要になります。

次回の合同企業説明会では、ブース全体を一つの採用広報メディアとして見直してみてはいかがでしょうか。そうした小さな改善の積み重ねが、これまで接点のなかった学生との新たな出会いにつながるはずです。

Writer

Writer

仁木 陽香

\和歌山県出身🍊/ 26卒ひよっこ社会人🐣

独り立ちできるように毎日頑張っています🌟

FPSゲームと女性アイドルにむちゅ~♡|食べることが大好き🍚