Chief Director│2007年入社│内定者期間よりユーロードの開発に着手し、2007年にU-Road 2009をリリース。2020年、U-Roadを〈和歌山で働くなら ユーロード!2022〉へとブランド名を変更し、〈ユーロード!高校生〉や〈ユーロード!研修〉を立ち上げ。
いつもユーロードをご利用いただき、ありがとうございます。湯川でございます。
今回は、和歌山県内企業の人事・採用担当者さまにお集まりいただき開催した、ユーロード!人事担当者セミナーの様子をお届けいたします。
今回のテーマは、これからの新卒採用とインターンシップ設計。
講師には、株式会社マイナビの小林さんをお迎えし、近年ますます難しくなる新卒採用市場の変化と、学生に選ばれるインターンシップづくりについて、非常に実践的なお話をいただきました。

採用活動は、なぜ難しくなっているのか
講演の冒頭では、現在の新卒採用を取り巻く環境変化について整理いただきました。
特に印象的だったのは、オンライン就活の普及により、地方企業の採用競合が一気に全国へ広がったという視点です。
以前であれば、東京や大阪の企業説明会に参加するには交通費や宿泊費が必要でした。しかし今は、学生が自宅からオンラインで説明会に参加し、最終面接近くまで進むことも珍しくありません。
つまり、和歌山の学生にとっても、東京の企業が自然に比較対象になる時代です。
・給与
・休日
・働き方
・情報発信
・社員の雰囲気
学生は多くの情報を手に入れ、表面的な条件も含めて企業を比較しています。
だからこそ、企業側には「なんとなく良さそう」ではなく、学生が納得して選べるだけの情報提供と体験設計が求められています。
これからの採用の鍵は、インターンシップ
小林さんが強く伝えてくださったのは、これからの採用活動において、インターンシップを本気で実施することの重要性です。
説明会と面接だけでは、学生が企業を深く理解するには時間が足りません。
一方で、インターンシップや仕事体験では、数時間から複数日にわたって企業と接点を持つことができます。仕事の内容、社員の雰囲気、会社の考え方、事業の価値を立体的に感じることができるため、学生の意思決定にも大きな影響を与えます。
実際に、入社予定先企業への志望度が高まったタイミングとして、インターンシップ・仕事体験・オープンカンパニーを挙げる学生が非常に多いというデータも紹介されました。
採用活動の入り口は、もはや3月以降の会社説明会だけではありません。
学生との最初の大きな接点は、夏のインターンシップから始まっています。
応募が来ない理由は、大きく2つ
講演では、インターンシップに応募が集まらない理由についても、非常に分かりやすく整理されました。
理由は大きく2つ。
〇見つけてもらえていないか。
〇面白くなさそうに見えているか。
学生にとって、マイナビ上に掲載されている企業の多くは「知らない会社」です。
だからこそ、「うちは知名度がないから応募が来ない」と考えるだけでは不十分です。知らない会社であっても、内容が面白そうで、参加する価値が伝われば、学生は応募を検討します。
逆に、どれだけ良い会社であっても、掲載内容から体験の魅力が伝わらなければ、学生は数秒で離脱してしまいます。
インターンシップ情報は、単なるスケジュール案内ではなく、学生への最初のプレゼンテーションです。
大切なのは「何をするか」より「何を伝えたいか」
今回の講演で、最も本質的だったポイントはここだったように感じます。
インターンシップを考えるとき、多くの企業はまず「自社のリソースの中で何ができるか」から考えがちです。
もちろん、現場の協力体制や会場、時間、人員には制約があります。
しかし、そこから考え始めると、どうしても学生にとって印象に残りにくい、会社の本質から少し離れた体験になってしまうことがあります。
小林さんは、まず考えるべきは、
・自社のコアは何か。
・この仕事は誰に、どのような価値を提供しているのか。
・学生に何を感じ、何を考えてほしいのか。
だとお話しくださいました。
これは、インターンシップだけでなく、会社説明会、採用ページ、面接、内定者フォローにもつながる非常に重要な視点です。
公開添削で見えた、伝え方のポイント
当日は、実際にマイナビに掲載されている和歌山県内企業のインターンシップ情報をもとに、公開添削も行われました。

JAわかやま様、和歌山太陽誘電様、そして弊社サンケイ広告の掲載内容を題材に、どこをどう改善すれば学生に伝わりやすくなるのかを具体的に解説いただきました。
たとえば、専門的な職種名や業務内容は、企業側にとっては当たり前でも、学生にとっては初めて聞く言葉であることが多くあります。
・「どんな仕事なのか」だけでなく、
・「何のために存在する仕事なのか」
・「社会や地域にどんな価値を生んでいるのか」
・「その体験を通じて、学生に何を学んでほしいのか」
まで伝えることで、インターンシップの見え方は大きく変わります。
まさに、採用広報における言語化の重要性を感じる時間でした。
和歌山の未来のために、採用をもっと前へ
講演の最後には、地域における採用活動の難しさについても触れられました。
人口流出が当たり前になってしまうと、その流れを変えることは簡単ではありません。
だからこそ、地域企業が自社の魅力をきちんと言葉にし、学生に届け、和歌山で働く理由をつくっていくことが必要です。
和歌山には、誇れる企業があります。
誇れる仕事があります。
誇れる人がいます。
その魅力を、学生に届く形で伝えていくこと。
ユーロード!としても、和歌山の企業と学生のより良い出会いを生み出し、地域の未来の鼓動が鳴り続けるよう、これからも採用活動を支援してまいります。
ご参加いただいた皆さま、そしてご講演いただいたマイナビ小林さん、本当にありがとうございました。
新入社員の仁木も堂々たる司会を披露しました。
最後に、今回のセミナーでは、入社1年目の仁木が司会を担当しました。

参加者の皆さまを前に、落ち着いてセミナー全体を進行する姿に、社内としても大きな成長を感じる一日となりました。こうした経験を積み重ねながら、一人ひとりが人事担当者の皆さまに信頼いただける存在へと成長していけるよう、これからも挑戦を続けてまいります。
また、第二部では、弊社のCareer Design Plannerであり、キャリアコンサルタント資格を持つ倉本による「キャリアデザイン」をテーマとしたセミナーも開催いたしました。こちらの内容は、倉本自身が改めてご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
そして、次回の人事担当者セミナーは8月28日(金)に和歌山西コミュニティセンターで開催いたします。
テーマは、「学生のリアルが、採用の次の一手になる。」
2027卒内定者3名によるパネルディスカッションでは、「学生は何を見て企業を選び、何を決め手に内定承諾したのか」というリアルな声をお届けする予定です。
さらに、2028卒学生の最新動向や秋冬インターンシップに向けた準備ポイントの解説、人事担当者同士で課題や取り組みを共有するテーマ別情報交換会も予定しています。
採用市場が大きく変化する今だからこそ、学生の本音を知り、企業同士で学び合える貴重な機会です。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
