Chief Director│2007年入社│内定者期間よりユーロードの開発に着手し、2007年にU-Road 2009をリリース。2020年、U-Roadを〈和歌山で働くなら ユーロード!2022〉へとブランド名を変更し、〈ユーロード!高校生〉や〈ユーロード!研修〉を立ち上げ。

ユーロード!高校生を広報
県内高校の進路指導部訪問
就職希望の生徒と保護者へのサイト利用案内をお願いするため、県内10数校の進路指導部を訪問。2021年度の就職状況と2022年度の求人動向、生徒の就職希望などをヒアリングしてきました。
コロナ禍の影響? 進学希望がじわじわ増加
少子化で生徒数は減少の一途
毎年発表される学校基本調査で、高校卒業者数や進学・就職者数は事前に把握していましたが、実際に各校の生徒や就職者数をお聞きし、少子化の実態にあらためて驚きました。
学科による就職や進学状況に違いはありますが、就職・求人動向は概ね以下のとおりです。
- 2021年度の就職先は県内企業が90%以上
自宅から通勤可能な企業を希望する生徒がほとんど - 2020年のコロナ禍以降、県外企業志望が減少、地元志向が強まっている
- 少子化、保護者の意向から進学率が増加している
- コロナによる採用抑制の反動か?2022年度の求人数は2021年度を上回りそう。生徒数と就職希望者数は減少しており、実績のない企業や県外企業の求人には対応しきれない。
- 紀北・紀南では誘致企業の工場の求人に応募する生徒が多い。給与や休日数などの待遇が地元企業よりもいいことが志望理由。
- 複数応募の利用は各校とも数名。生徒指導や企業対応面で苦慮することが多い。
高校生採用の競合相手が大学に?
高校新卒の受入体制の整備は急務
専門学校も含めると高校卒業者の誰もが進学できる時代。高卒採用の競合相手は企業だけでなく、大学や専門学校も視野に入れた対応が求められます。目的意識がないままに、高卒より大卒の初任給が高い、就職条件がいいなどの理由で進学を希望する生徒も少なくありません。しかも今後も進行する少子化は製造やサービスの現場を担う若手人材の採用をますます困難にします。
今回の高校訪問で、これからの高卒採用では、求人票のデータだけでなく、入社後のキャリアパスや若者を育てるしくみや環境を示し、社会人として成長できる土壌があることを生徒や保護者に伝えなければ競争力のある採用は実現しないことを実感しました。また、高卒者の早期離職、就職のミスマッチについては、すでに取り組みを実践している高校もありますが、1年時からのキャリア教育で企業や仕事理解につなげ、地元で働く魅力を伝えることの重要性を強く感じました。
ユーロード!高校生はその一助となれるよう、ブラッシュアップしていきます。